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【これから大学受験を始める方必見!】偏差値やレベルの実情~大学群編

皆さんこんにちは!
4月になり新年度が始まります。この春から大学受験を本格的に始めたい!そんな風に考えている高校生も多いのではないでしょうか。

 

大学受験は志望校によりその難易度やレベルが大きく違うのが実情です。

多くの塾でこのレベルの解説が無いままに、MARCHレベル、日東駒専レベル、偏差値60程度!など謳っていますが、ではそれはどの程度のレベルのことなのでしょうか。

今回は、偏差値・レベルの実情を0から解説していきます。まずは大学群編です!

 

 

 簡易解説版-YouTube shorts

 

YouTube shortsで簡易解説版を載せているので、さっくり見たい方はこちらを是非ご覧ください!!

 

 各大学群とその偏差値

 

まずは大学群とその偏差値についてです。

各大学群、有名なものが色々ありますが、それらの偏差値はいくら程度でしょうか。

注:以下偏差値は全て河合塾kei-netを参考にし、国立+5の調整(2章で解説)を行った後のものです。

ちなみに受験業界の業界用語として○○レベルと言ったときには、その横に書いた偏差値帯のことを指していると考えてもらえれば、大雑把には大丈夫です。

 

【東京一工レベル・偏差値70前後】

いわゆる東京一工(東大・京大・一橋・東工大)レベルと言われる難易度は、およそ偏差値70程度のことを指しています。大学毎の偏差値は以下の通りです。

東大  72.5~77.5

京大  65.0~77.5

一橋  70.0~77.5

東工大 70.0

この中でも、実情としては東大が難易度として飛び抜けています。
英語が対策しにくいことや、教科数が多いことが要因です。
ただ、数学や理科などの問題難易度が比較的同じであることも踏まえて、このような大学群の括りとなっています。

 

東京大学安田講堂

 

【旧帝レベル・偏差値65前後】

旧帝とは旧帝国大学の略称で、戦前の旧帝国大学が7分割された結果の7大学、北海道大学・東北大学・東京大学・名古屋大学・京都大学・大阪大学・九州大学のことを指しています。

旧帝レベルという時には、このうち東大と京大を除いた5大学のことを指し、およそ偏差値65程度のことを指します。大学毎の偏差値は以下の通りです。

北大  55.0~65.0

東北大 57.5~72.5

名大  55.0~72.5

阪大  62.5~75.0

九大  57.5~72.5

偏差値の上限は医学部が押し上げています。

旧帝大学の難易度の序列は諸説ありますが、大きく括れば東北大・名大・阪大の3つがより難易度が高く、北大・九大は比較的入試問題の難易度は低いです。

 

東北大学川内キャンパス

 

【早慶レベル・偏差値65前後】

いわゆる早慶(早稲田・慶應)レベルと言われる難易度は、およそ偏差値65程度のことを指しています。上智大学・東京理科大学と合わせて早慶上理なんて言われたりしますね。大学毎の偏差値は以下の通りです。

早稲田  60.0~70.0

慶應   60.0~72.5

上智   55.0~70.0

東京理科 55.0~65.0

やはり早慶は抜けていますね。私立大学の中ではトップたちです。

 

慶応大学三田キャンパス

 

【GMARCHレベル・偏差値60前後】

GMARCH(学習院・明治・青山・立教・中央・法政)レベルと言われる難易度は、およそ偏差値60程度のことを指しています。早慶が私立の最難関であれば、その下に位置している大学群と言えるでしょう。大学毎の偏差値は以下の通りです。

学習院 55.0~60.0

明治  55.0~62.5

青山  52.5~65.0

立教  55.0~67.5

中央  52.5~65.0

法政  52.5~65.0

GMARCH内での難易度の序列も諸説ありますが、基本的にはこの順番で緩やかに難易度の差があります。ただし、各大学の傾向が大きく違うため相性によるところも大きく、差は大きくはありません。

 

学習院大学

 

【関関同立レベル・偏差値60前後】

関関同立(関西・関西学院・同志社・立命館)レベルと言われる難易度は、およそ偏差値60程度のことを指しています。GMARCHが関東の有名私立大学群でしたが、関関同立はその関西版。レベルはあまり変わりません。大学毎の偏差値は以下の通りです。

関西   50.0~67.5

関西学院 47.5~70.0

同志社  55.0~62.5

立命館  50.0~67.5

上を見ていただければわかる通り、同じ大学内でも学部による差がとても大きいです。

 

関西大学

 

【日東駒専レベル・偏差値50~55前後】

日東駒専(日大・東洋大・駒沢大・専修大)レベルと言われる難易度は、およそ偏差値55程度のことを指しています。大学毎の偏差値は以下の通りです。

日大  35.0~67.5

東洋大 45.0~57.5

駒沢大 42.5~57.5

専修大 47.5~57.5

上を見ていただければわかる通り、同じ大学内でも学部による差がかなり大きいです。

日本大学の上限が高いのは医学部によるものです。

 

日本大学

 

 

他にも大学群は多数存在していますが、有名どころはこの6つでしょう。この6つの大学群はとても有名であると同時に、受験業界の中では問題の難易度を指すときなどで代名詞化している言葉です。この機会にぜひ覚えておきましょう。

その他有名大学群は以下の通り

金岡千広(金沢・岡山・千葉・広島)

偏差値60~65程度 地方国公立の中でも難しく旧帝の次に位置する
電農名繊(電気通信・東京農工・名古屋工業・京都工芸繊維)

偏差値60~65程度 工学部系の難関地方国公立
SMART(上智・明治・青山・立教・東京理科)

偏差値60~65程度 早慶の次に位置づけられる私立大
成成明学獨國武(成蹊・成城・明治学院・獨協・國學院・武蔵)

偏差値55~60程度 日東駒専とGMARCHの中間に位置する私立大学
産近甲龍(京都産業・近畿・甲南・龍谷)

偏差値50~55程度 日東駒専と同レベルの関西版
大東亜帝国(大東文化・東海・亜細亜・帝京・国士館)

偏差値45~50程度 日東駒専の次点に位置する私立大学
 

 

 国立+5って何?国公立大学と私立大学の難易度の違い

 

国立+5という言葉、目にしたことありませんか?最近はwakkateTVの影響もあり知名度が大きく上昇しましたね。

国立+5とは、同じ偏差値でも国公立大学と私立大学の入試難易度が大きく違うことから、より偏差値が正しい学校の難易度を表せるように、国公立大学の偏差値補正として+5しようという試みです。

 

なぜそのような補正が必要なのか。

国公立大学と私立大学の大きな違いは、教科数の多さです。

代表として、国公立大学の最高峰・東京大学理科三類と、私立大学の最高峰・慶応大学医学部を見てみましょう。

 

東京大学理科三類 河合塾偏差値72.5

(共通テスト)英語R+L、国語3科目、数学、理科2教科、社会1科目

(二次試験)英語、国語3科目、数学、理科2教科

 

慶応大学医学部 河合塾偏差値72.5

(個別試験)英語、数学、理科2科目

 

確かに、この2者の同科目で比較した時の難易度は、あまり変わらないでしょう。ですが、東京大学理科三類に受かるということは英数理に加えて国社も勉強せざるを得ず、また共通テストの対策も行う必要があります。

慶應医学部は確かにとてつもなく難しいですが、東大理科三類を受ける生徒が国語や社会や共通テストに割いている時間も全て英数理の勉強に割けるという意味では、やはりこの2つが同じ難易度というのは嘘になるでしょう。

 

教科数が多い分、全て満遍なく勉強する必要がある。また教科数が多いことにより、総合偏差値で見るときに足を引っ張る可能性のある科目が多くなり相対的に総合偏差値が下に出がちである。などがこれらの要因と言えます。

 

 

 理系+5という指標も

 

同じくwakatteTVでは、理系+5という指標も登場します。

これは理系と文系で比較した時、理系は数学Ⅲという高校数学の中でも非常に難易度の高い分野が入って来る一方、文系は理系にない独自の分野が入って来るわけでは無い点。また、偏差値が高くなるほどに、より頭の良い層は将来のことも見据え理系に流れがちであるという点などを考慮し、より偏差値が正しい学部の難易度を表せるように、理系学部の偏差値補正として+5しようという試みです。

 

ただし、これは前述の国立+5に比べるとそこまで重要な指標とは言えません。
なぜかと言えば、文系と理系を同じ偏差値評価軸で見た時に差が生まれるという話であり、模試などにおいて文系と理系を同じ偏差値評価軸に置くことはまず無いからです。

あくまで偏差値をエンタメとして楽しむため、もしくは受験業界にあまり詳しくない層が偏差値として客観的に難易度を把握したいときに有用な指標ですね。

 

 偏差値や大学群を見るときに大事なこと

 

偏差値を見るとき、忘れてはいけないのは、偏差値は正しく学校の合格難易度を表してはいない、そして偏差値が高い大学に入ればいいものでもない、という点です。

学校偏差値はあくまでその学校の人気を示すだけであり、人気の学校であればあるほどより高い学力を持つ人が合格する、よって合格難易度を示す傾向にある、というロジック。必ずしも東大が入試問題として問題の難易度が一番難しいかといえば、必ずしもそうでは無いですし、偏差値60程度の大学たちはよりそれが顕著です。

学校に合格する難易度は、問題の出題傾向や平均点、問題自体の難易度によって総合的に決まるものです。そこをはき違えないようにしてください。

 

また近年、学歴厨と言われる人たちのネットでの台頭や、偏差値のエンタメ化により、偏差値の高い大学に入っておけば安泰だ、という価値観が形成されつつあります。
そんなわけはないのです。志望大学を選ぶ際に重要なのは、その大学に行って何がしたいかです。
こんな研究がしてみたい、こんな大学生活がしてみたい、こんな企業に就職したい。そのようなものが先にあって大学は選ぶものです。

とりあえず偏差値が高いから○○大を、などではなく、広い視点から大学選びをしてみることをオススメします。

 

 おわりに

 

これから連載記事として、各教科別に、各偏差値や代名詞的に使われる大学群のレベルを説明する記事を書いていきますので、そちらも併せてご確認ください!

 

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最後まで読んで下さりありがとうございました!

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