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【参考書紹介・使い方解説】part4 [新課程]標準問題精講-数学Ⅰ・A

皆さんこんにちは!

私たちの強い味方である、参考書たちを紹介する記事を連載している本企画。
参考書紹介の4発目は『標準問題精講-数学ⅠA』の2022新課程版となる四訂版です。

 

 

数学ⅠA 標準問題精講 四訂版

 

受験業界では圧倒的な知名度と、根強い人気を誇るこの1冊を、今日は参考書の特徴から使い方まで、余すことなく解説します!!

 

目次

1 『標準問題精講-数学Ⅰ・A』の基本情報
2 『標準問題精講-数学Ⅰ・A』の特徴

-GMARCH レベルの典型問題集

-『精講』『解法プロセス』が非常に優秀

-上を目指す人向けの参考書

3 『標準問題精講-数学Ⅰ・A』の使い方

-とにかく標問を完璧に

-必ず証明課程まで書く

-『精講』と『解法プロセス』に注目

-必要時間は約65時間

4 おわりに

 

 

 この参考書の基本情報

 

数学Ⅰ・A 標準問題精講 四訂版

 

問題量 ★★★☆☆(124問+演習117問)
難易度 ★★★☆☆(GMARCHレベル)
解説 ★★★★☆(わかりやすい)
レイアウト ★★★★☆(見やすい)

 

出版社 旺文社
目的 数学の高レベルな典型題演習
対象者 早慶・旧帝以上を目指し、高レベルの典型題演習で力を付けたい人
使用期間 高1秋~高3夏
必要時間 約65時間(45~90時間)

 

 

 この参考書の特徴

 

GMARCHレベルの典型問題集

数Ⅰ・Aの単元・テーマ別に、入試問題ベースでどのように出題されるのか、そしてその問題にどうやって立ち
向かっていくのか考えることをコンセプトにした、典型問題集です。
数学Ⅰ・Aを114のテーマに分け、各テーマ毎に
 標問→精講→解答プロセス→解答→研究→演習問題
という流れで攫う、といった構成になっています。

 

問題の難易度はGMARCHレベル程で、複合問題はほぼ無い典型問題集となっています。
このレベルで典型問題を網羅していくことで、その上のレベルと戦うために十分な力を付けることが可能ですので、基礎問題精講などで共テ・日東駒専レベルを固めたのちに、早慶・旧帝などの高みをを目指す一冊目として取り組むのがいいでしょう。

 

同レベル・同系統の参考書として『青チャート』や『一対一対応の数学』などが挙げられますが、標準問題精講はこれらに比べて、問題数が厳選されおり一周しやすい、また解説がしっかりしていてクセの無い、ことが挙げられ、万人に使いやすい参考書となっています。

 

標準問題精講を仕上げたあとには、『プラチカ』や『やさしい理系数学』などの複合問題系の問題集で実践演習を繰り返せば、早慶・旧帝レベルには十分です。

 

 

『精講』『解法プロセス』が非常に優秀

 
各テーマごとに基礎問の後に記されている『精講』では、標問を解くに当たって押さえないといけないことや、テーマとなる公式・考え方の確認をしています。
 
横に記されている『解法のプロセス』では、その名の通り問題解決で考えのフローチャートが記されています。

 
精講の記述を全て身にし、解法プロセスを叩き込むことに非常に意義があるので、取り組む際は重点的に読み必ず習得することを心がけてください。

 
 

上を目指す人向けの参考書

 

GMARCHレベルの問題と書きましたが、あくまでそれは難易度の話です。
GMARCHで出題される問題はこのレベルと同じ難易度の問題ですが、それは複合問題でその難易度となっています。一般的に複合問題は典型問題より難しく、複合問題を解く際に必要な典型題としての知識は一つ下のレベルが身についていれば十分です。

 

典型問題でGMARCHレベルということは、あくまで早慶・旧帝・東京一工を目指す受験生が、そのレベルの複合問題を解いていくために必要な典型問題であるということ。
ここには十分に留意しておきたいですね。

 

 

 この参考書の使い方

 
 

とにかく標問を完璧に

 
まずは初見で『標問』を解きましょう。必ず白紙に、証明課程も含めて書くようにしてください。このとき、すぐ下に精講と解答が載ってしまっているので、紙で隠しながらやると良いです。

 
解き方がわからなくてもまずは考えてください。5 分考えて手が動かなければ、問題番号の横に印を付けたうえで、精講と解答を見て確認しましょう。
 
初見で解けなかった問題に限り、演習問題にまで触れてください。
演習問題は多くが標問より難易度が低いか同じ程度で、同じ解法を使うものです。

 
 

必ず証明課程まで書く

 
標準問題精講では『解答』部分が証明の記述例になっています。

 

証明課程の記述は、二次試験で証明の記述が求められる国公立受験生はもちろんのこと、私大受験生にとっても頭の中をしっかり整理し、なんとなく正解を導き出さないために必要不可欠なプロセスです。
 
しっかりこの段階から手を動かし、解答の記述と自分の証明を比較検討して、必要十分な証明の書き方を身に着けてください。
 
 

『精講』と『解法プロセス』に注目

 
問題が解けた、解けなかったに関わらず、『精講』と『解答プロセス』には必ず目を通してください。

標問と共にここをモノに出来るかで完成度は全く変わってきます。短文にまとまっていて読みやすいですし、1字1句を身に染みつける意識で集中して読んでください。

 
 

必要時間は約65時間

 
1周目は『標問』1問あたり20分を目安に取り組み、精講・解法プロセスに目を通し、分からなかった問題は演習問題に取り組んでください。

 

2周目以降は、解けなかった問題に付けた印を頼りに、印のついた問題にのみ取り組んでください。
やり方は1周目と同様。解けた問題は印を消してください。これを印が付いた問題がなくなるまで繰り返します。

 

1周目で解けた問題など、2周目以降でもやらなくていいのか不安になるかもしれませんが、とりあえず大丈夫です。
上のレベルの参考書をやっている過程で身につけられていなかった部分があれば戻ってくればいいのです。
 
個人差はありますが、1周目50時間程、2周目15時間程を目安に終わらせられると思います。
 
計65時間程で完成です。
 
 

 おわりに

 

いかがでしたでしょうか。
『標準問題精講-数学Ⅰ・A』を完璧にする段階は、旧帝や早慶を目指す受験生は確実に踏みたいものです。
正しい使い方で是非取り組んでほしいですね。

 

今回は以上です!
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最後まで読んで下さりありがとうございました!

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